NIPPON DATA
80/90
研究概要
研究対象者
NIPPON DATA80: 1980年(昭和55年)循環器基礎調査に参加された方
NIPPON DATA90: 1990年(平成2年)循環器基礎調査に参加された方
研究の概要
1980年(昭和55年)循環器疾患基礎調査の追跡研究がNIPPON DATA80、1990年(平成2年)循環器疾患基礎調査の追跡研究がNIPPON DATA90です。
NIPPON DATA80の追跡調査が1994年に旧厚生省研究班で開始されて以来、5年ごとの生死と死因の追跡、および日常生活動作(ADL, activities of daily living)、生活の質(QOL, quality of life)などの調査を実施しました。さらにNIPPON DATAの対象者は、国民栄養調査(現在の国民健康・栄養調査)の対象者でもあるため、国民栄養調査対象者の追跡研究としても位置づけられます。
NIPPON DATA80, 90ともに、全国から無作為抽出された300地区の国民を対象としており、日本国民代表集団のコホート研究に位置づけられています。
追跡調査内容
①生死・死因調査
NIPPON DATA80/90の全ての対象者について、5年ごとに在住市町村役場に住民票を請求し、生存確認調査をしています。除票で転出が判明した人については転出先に住民票を請求します。死亡者については死亡地と死亡年月日を把握します。さらに、総務省の許可を得て人口動態統計を使用し、死亡者の死因同定作業を行います。
②日常生活動作(※)(ADL, Activities of Daily Living)、生活の質(Quality Of Life)などに関する調査
NIPPON DATA80では1994年以降、NIPPON DATA90では1995年以降5年毎に、65歳以上の生存者を対象とし、日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)などの調査を実施しました。NIPPON DATA80およびNIPPON DATA90の対象者は全国300地区に在住されていましたので、各地区の保健所に協力をお願いし、ADLを含めた健康状態の調査を行いました。
※日常生活動作とは、食事、排泄、着替え、入浴、歩行など生活を営む上で必要な行動のことです。