ヘモグロビンA1cと総死亡・循環器疾患死亡との関連( NIPPON DATA90,15年追跡,男女計 )
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ヘモグロビンA1cと総死亡・循環器疾患死亡リスクの関係を検討した結果、ヘモグロビンA1cが高い人ほど、総死亡・循環器疾患死亡リスクが上昇した。ヘモグロビンA1cが5.0%未満の人の総死亡・心血管疾患死亡リスクをそれぞれ1とすると、総死亡・心血管死亡リスクはヘモグロビンA1cが6.0~6.4%の人でそれぞれ約2.0倍、2.2倍、6.5%の人でそれぞれ1.7倍、2.85倍高かった。これまでの欧米からの報告と同様に、アジア人においてもヘモグロビンA1c高値は総死亡・心血管疾患死亡のリスクの上昇と関連していた。
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Sakurai M, Saitoh S, Miura K, Nakagawa H, Ohnishi H, Akasaka H, Kadota A, Kita Y, Hayakawa T, Ohkubo T, Okayama A, Okamura T, Ueshima H, NIPPON DATA 90 Research Group.
HbA1c and the Risks for All-Cause and Cardiovascular Mortality in the General Japanese Population: NIPPON DATA90.
Diabetes Care. 2013 Nov;36(11):3759-3765.